利尻島 最終話|人の温かさに触れて、自分の足りなさにも気づいた2週間

みなさん、こんにちは!ほのかです!

もしかしたら、まだまだ利尻島の話が出てくるかもしれませんが(笑)

ひとまず今回で利尻島編は最終話になります!(キリがないので、ちゃんとまとめます!笑)

前回のブログでは、利尻島で出会ったアツい人たちや、SUP、ポン山登山、学童「ふじっこ」での子どもたちとの交流について書きました!

たくさんの人の優しさに触れ、「やりたい!」を叶えてもらう経験を通して、私はどんどん利尻島が好きになっていきました。

そして今回は、前回少しだけ登場した、ある質問について。

「この島で、アツい人っていますか!?」

実は、私が突然、島の方々にこんな質問をするようになったのには、ある理由がありました。

今回は、そのきっかけと、利尻島で過ごした2週間の最後に感じたことをお伝えしたいと思います!^ᴗ.ᴗ^♡

目次

1. 「誰かがつないでくれる」を卒業する

今回、私が利尻島に滞在するのは2週間。

梅原先生が利尻島に来るのは、最後の4日間だけでした。

先生も以前、利尻島を訪れたのは9年前。つまり、約9年ぶりの利尻島だったんです!

それだけの年月が経っているのに、私が「HONKI UniversityというNPO法人で活動している、ほのかです!」と自己紹介すると、

「あっ!HONKI!!」

「結構前に来てたよね?」

「運動会してたよね!」

「学生をたくさん連れてきていたよね!」

と、島の皆さんが覚えていてくださるんです。

約9年経った今でも、HONKIのことを覚えてくださっている。

HONKIってすごいなぁと思ったし、それ以上に、そんなに時間が経っても覚えていてくださる島の皆さんの温かさを感じました。

そんなある日、先生が利尻島に来る数日前のこと。

先生と連絡を取っていたときに、こんなことを聞かれました。

「利尻でインタビューできそうな人いる?」

そうです!

私は人前で話すことが苦手ですが、私と先生で6月から、「本気で自分の人生を生きている人たちの話に耳を傾けながら、自分たち自身の生き方について考えていく」というPodcastを始めて

これまで、いろいろなかっこいい大人の方々と一緒にPodcastをつくってきました。

普段はゲストの方にお話を聞くコンテンツを発信していますが、「僕たちの夏休み」という特別企画では、
利尻島での出来事についてもお話ししています!

よかったら、ぜひ聴いてみてください!

そんなこともあり、今回も利尻島でPodcastを収録できたらいいね、という話になっていたんです。

ただ、ここで私のある課題が見えてきました。

もちろん、利尻島ではたくさんの方とお会いし、いろいろなお話を聞かせていただきました。

「この方とPodcastを撮ったら面白いかも!」と思う方も何人かいました。

でも、その方々も、

私が自分から会いに行った

わけではなく、
誰かに紹介していただいたり、つないでいただいたりして出会った方々だったんです。

先生から、さらにいろいろなことを聞かれました。

「本当に探した?」

「この島で一番アツい活動をしている人っていますか?って聞いた?」

「会わせてくださいって、自分からお願いした?」

「自分から会いに行った?」

そのとき、私はハッとしました。

そういえば、私は自分から人に会いに行くということを、ほとんどしていなかったんです。

自分から探してもいないのに、「いないかもしれません」と決めつけるのは違う。

先生からそう指摘されて、初めて自分に足りなかったものに気づきました。

もしかしたら、心のどこかで、

「誰かがつないでくれるだろう」

「きっと、自然と出会えるだろう」

そんなことを考えてしまっていたのかもしれません。

普段、茅ヶ崎でHONKIの活動をしていると、先生やHONKIの皆さんが、
素敵な方々と出会えるきっかけをつくってくださることがたくさんあります。

その環境に甘えて、自分から会いに行くことをしていなかった。

先生が来れば、先生の力で、私がまだ出会っていない島の方々にも会えるかもしれない。

でも、それでは私は、先生について行くだけの人になってしまう。

せっかく自分ひとりで利尻島に来ているのに、それではもったいない。

もっと自分から動かなきゃ。

そう思った私は、島で出会う方々に、

「この島で、アツい人っていますか!?」

と聞いて回るようになったのです。笑

「リカさん!」

「畠山さん!」

「吉田さん!」

「関さん!」

「ひとみコーチ!」

「愛一さん!」

などなど……。

ここには書ききれないほど、たくさんのお名前が挙がりました。

すでにお会いしていた方もいれば、タイミングが合わず、お会いできなかった方もいました。

でも、この経験は、私にとって自分の力不足を知る大きなきっかけになりました。

人との出会いを誰かに任せるのではなく、自分から会いに行く。

当たり前のことかもしれませんが、私にとっては大きな気づきでした。

利尻島での、私の反省のひとつです。

2. 9年越しのHONKIのつながり

先生が利尻島に到着した日の夜、BBQがありました!

先生が来るということで、9年前にHONKIと一緒に活動してくださった島の方々が集まってくださったんです。

私は学童「ふじっこ」での勤務を終え、先生を迎えにフェリーターミナルへ向かいました。

そこで目にしたのは、ピンクのHONKI Tシャツを着た先生!

実はこのピンクのTシャツ、HONKIで一番最初につくったTシャツなんです。

9年前、学生を大勢連れて利尻島を訪れたときも、HONKIのメンバーはこのTシャツを着て運動会などをしていたそうです。

先生と合流し、BBQ会場の本泊小学校へ。

すると、そこには……。

なんと、9年前にHONKIが島の方々にプレゼントした、最初のHONKI Tシャツを着ている方がいたんです!

え!?!?本当に!?!

そんなことあるの!?

と、びっくりしました。

先生から、当時の利尻島での活動については聞いていました。

今でこそ、HONKI Universityにはたくさんのメンバーがいて、内閣からも表彰していただき、以前よりもできることが増えました。

でも、当時のHONKIは、まだ何もない団体だったそうです。

先生はよく、こんな話をしてくれます。

「利尻の人たちは、当時何もなかった俺たちと一緒に、いろいろなことをしてくれた。何もなかったHONKIに『面白そうじゃん!やろうよ!』って言ってくれた、本当に温かい人たちなんだ」

そんな方々が、9年越しに、当時のHONKI Tシャツを着て先生を待っていたんです。

私はその光景を見て、先生とHONKI、そして利尻島の皆さんとの深いつながりを感じました。

9年も前のTシャツを大切に持っていて、先生が来る日に着てきてくださる。

先生も同じTシャツを着ている。

「もし梅ちゃんが着てこなかったら、怒ろうと思っていたのに、着てきたね!」

なんて話もあって(笑)

お互い、さすがすぎる……!

9年という時間が経っても、こうしてつながりが続いていること。

そして、そのつながりの中に、私もいさせてもらえたこと。

当時お世話になった方々が集まる場にいられたことが、本当に幸せでした。

この日、初めてお会いできた方もいて、私にとって忘れられない特別な夜になりました。

3. 先生に付き合って釣りへ。まさかの展開に!

先生は、利尻島に来る前から、関さんにあるお願いをしていました。

関さんは、今回の利尻プログラムを進めてくださった、私たちにとって利尻のお父さんのような存在です。

その関さんに、先生はずっと、

「僕は、鮭が釣りたいんです!!!!」

と言っていたんです。

なんなら、セブにいたときから言っていたそう。笑

先生が来る前にも、

「ほのか、愛一さんに釣りに連れて行ってもらいなよ〜」

と言われていました。

でも、私は愛一さんと面識がありません。

「愛一さんって、どんな方なんですか!?」

と、神成さんたちに聞いていたくらいでした。

そんな愛一さんと、BBQでお会いすることができました!

すると、釣る気満々の先生が、

「鮭を釣ろう。僕は鮭を釣りに利尻に来たんです!」

と、BBQの団らん中に宣言。笑

それを聞いた皆さんも、

「愛一さんに連れて行ってもらいなよ!」

「愛一さんと行けば釣れるよ!」

「愛一パワーだ!」

と、後押ししてくれました。

先生も、さらに釣る気満々!

……だったのですが。

なんと、最近は鮭がほとんどいないそうなんです。

それでも、どうしても釣りに行きたい先生。

そんな先生を見て、愛一さんが釣りに連れて行ってくださることになりました。

そして、次の日の朝5時。

私たちは鮭釣りへ!

朝日がとってもきれいで、海も透き通っている。

海が大好きな私たちにとっては、そこにいるだけで幸せな時間でした。

……が、やっぱり鮭がいない。

私たち以外にも、鮭を釣りに来ている方がたくさんいましたが、皆さん諦めて帰ってしまうほど、本当に鮭がいなかったんです。

私たちは、愛一さんが釣りに連れてきてくださっただけで十分幸せ。

「もう、ここにいられるだけで十分だよね」

なんて思いながら、釣り糸を垂らして待っていました。

すると……。

2匹の鮭が泳いできたんです!

まず、1匹が先生のエサをパクッ。

でも、引っかからず、そのまま行ってしまいました。

「あ〜、残念!」

と思っていたら……。

まさかの、私のエサをもう一度パクッ!

え、引っかかった!?

釣れた!?!?

なんと、鮭が釣れてしまったんです!!

あの、サーモンキングの愛一さんでさえ、最近はなかなか釣れないと話していた鮭が。

愛一さんによると、ものすごくレアなことなんだとか……!

まさかです。

きっと、誰も予想していませんでした。

まさか私たちが釣れるなんて!

いや、これはもう、愛一パワーとしか思えません。笑

鮭が私たちのところに来てくれたおかげで、この日から最終日までの4日間、私たちの釣りモチベーションは上がりまくり。

結果、釣りばかりすることになります。笑

4. 人との出会いが、また人との出会いにつながる

利尻島でお世話になった方々に、先生と一緒に挨拶に行きました。

まずは、リカさん!

私のフェリーターミナルでの勤務は終わっていましたが、どうしても先生にリカさんを紹介したいと思っていました。

そこで、リカさんの退勤時間に合わせて会いに行くことにしました。

以前のブログでも書きましたが、フェリーターミナルはいつも本当にきれいなんです。

ところが、この日の前は雨が降っていて、2週間働いていて初めて見るほど、土が落ちていました。

東京で見たら、きっとそれほど珍しくない光景なのかもしれません。

でも、いつもきれいなフェリーターミナルを見ていた私にとっては、かなり衝撃的でした。

そして、リカさんは勤務時間を終え、帰ろうとしていたのに、

「これは見たふりはできない」

そう言って、掃除を始めたんです。

しかも、リカさんはいつもポリ袋とティッシュを持ち歩いていて、ターミナルの外で虫が死んでいたら拾ってきれいにすることもあるそうです。

自分の勤務時間が終わったから、もう関係ない。

決められた仕事を終えたから、それでいい。

そんな考え方ではなく、目の前の場所を、自分のこととして大切にしている。

そこに、私は人としてのかっこよさを感じました。

だから私も、見習いたいと思いました。

というより、私自身も、こんなに汚れているターミナルを見たのは初めてだったので、

「これは見なかったことにできない!」

と思い、観光を楽しみにしていた先生を置いて(笑)リカさんと一緒に掃除を始めました。

こうして、リカさんたちと一緒に働かせていただいた経験は、利尻島を離れた今も、私の中に残っています。

東京に戻ってから、駅や施設を利用していると、今まで気にしていなかった場所にも目がいくようになりました。

「ここも、誰かが一生懸命掃除してくれているんだな」

そう思うたびに、リカさんやフェリーターミナルで過ごした日々を思い出します。

ただ観光をしていたら、きっと気づかなかったこと。

実際にその場所で働き、そこにいる人たちと一緒に過ごしたからこそ、見えるようになった景色がありました。

5. どこまでも優しい利尻の人たち

そして、「この島でアツい方っていますか!?」という質問に、何人もの方から名前が挙がった、としみつさん!

「ですよね!!」

と思わず言いたくなる方なのですが(笑)としみつさんも、9年前からHONKIや先生と親しくしてくださっている方です。

先生が利尻島に来てからの4日間、としみつさんは北海道へ出張に行かれる予定でした。

そのため、

「せっかく来てくれたのに、どこにも連れて行ってあげられなくて悪いね……」

と話してくださっていたそうです。

ところが!

出張から帰ってくる日に、

「もしよかったら、船を出してあげるよ!」

と言ってくださったんです。

利尻に帰ってきたのは15時。

そして、16時には私たちを連れて行ってくださいました。

出張帰りで、きっとお疲れだったはずなのに、そんな様子も見せずに「連れて行くよ!」と言ってくださる。

どこまで優しいんだ!?!?

という感じです。

そして、船を出していただき、ガンガンに飛ばしてもらいました!

普段なかなか経験できないような、絶叫アスレチックよりも絶叫するような体験をさせていただきました。笑

本当に楽しかったです!

そして、帰るとき。

私はものすごく寂しくなっていました。

「東京に帰りたくないなぁ」

そう思うくらい、利尻島での時間が大切なものになっていたんです。

でも、それと同時に、こんな気持ちもありました。

「また前の生活に戻って、頑張ろう」

「次に利尻島へ戻るときには、少しでも成長した自分でいたい」

「今回お世話になった皆さんに、前よりも成長したね!と思ってもらいたい」

そんな気持ちが湧いてきました。

そして、最後の最後まで、本当に素敵なサプライズが待っていました。

色とりどりの紙テープが風に舞い、フェリーがゆっくりと岸壁を離れていく。

私たちが見えなくなるまで、ずっと手を振ってくださる皆さん。

そう、私たち2人のために、利尻島らしい温かいお見送りをしてくださったんです。

最後まで、こんなにも温かく送り出してくださるなんて。

全部、全部、素敵でした。

利尻島の皆さん、本当にありがとうございました。

6. また必ず、成長した姿で

今回、第1話、第2話、そして最終話と、利尻島での出来事をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

今回、私は9年ぶりにHONKIが学生を連れて利尻島を訪れる、その学生のひとりになりました。

次に誰かが利尻島へ行くことになったら、このブログを読んで、少しでも事前に島のことを知ってもらえたらうれしいです。

そして、私は必ずまた利尻島へ行きます!

今回、深くお話しできなかった方々とも、もっとお話ししたい。

もっと利尻島のことを知りたい。

そう思っています。

そして、この2週間は、私自身の「持ち分」を知る時間でもありました。

HONKIに入るまでは、本当に何もしていなかった私。

この1年間、HONKIで活動する中で、ありとあらゆることを学んできました。

だからこそ、利尻島では、HONKIで活動してきたからこそできたこともありました。

一方で、まだまだ自分に足りないところがあることにも気づきました。

誰かがつないでくれるのを待つのではなく、自分から会いに行くこと。

誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分で考えて行動すること。

そして、目の前の人や出来事に、自分から関わっていくこと。

今回の利尻島での経験は、私にとって、自分のできることと、これからもっと成長していかなければいけないことの両方を知る時間になりました。

それでも、何よりも強く感じたのは、人の温かさです。

たくさんの人に出会い、優しさに触れ、やりたいことを叶えてもらった2週間。

私は、利尻島が大好きになりました。

次に皆さんとお会いするときには、

「ほのかちゃん、前より成長したね!」

と思ってもらえるように。

また日々の生活に戻って、目の前のことに本気で取り組んでいきたいと思います。

利尻島の皆さん、本当にありがとうございました!

また必ず行きます。今度は、もっと成長した姿で。

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