みなさん!こんにちは!
HONKIUniversityで活動しているほのかです!
以前、HONKIUniversityで活動している「ユニバーサルカヌー体験会」のブログを書いた私ですが、
今回はいつものユニバーサルカヌー体験会とは少し違う特別なイベントについてお届けします!!!

今回はなんと、「トムボーイさん限定カヌー体験会」を開催しました!!
この記事では、当日の様子や私が感じたことをお伝えしたいと思います!
1. Tomboyとは?
まずは、「Tomboy茅ヶ崎ダウン症児と家族の会」についてご紹介します!
「Tomboy 茅ヶ崎ダウン症児と家族の会」は、茅ヶ崎市を中心に湘南地域で活動する子育てサークルです。
ダウン症のあるお子さんを育てるご家族同士の情報交換や相互の助け合いを活動の中心としており、長年にわたって地域の中で活動を続けています。
今回開催したトムボーイさん限定カヌー体験会は、なんとサザン池の故障などの影響もあり、3〜4年ぶりの開催だったそうです!
昔からHONKIUniversityで活動しているメンバーの中にも、「1回しか参加したことがない!」
という方がいるほど貴重なイベントでした。
過去に開催した際のブログもぜひご覧ください!!
2. トムボーイさんだけの色がある
今年から一般のユニバーサルカヌー体験会に参加している私!
私にとってのカヌー体験会のイメージは、
大繁盛!!てんやわんや!!いつも行列!!
という、とにかく慌ただしいものでした。
しかし、過去にトムボーイさんのカヌーに参加したことがあるメンバーの皆さんからは、
「すごく落ち着いているよ〜」
「子どもたちがゆったり過ごしている感じだよ〜」
と聞いていました。
でも正直、私はいつもの賑やかなカヌーしか知らないので、なかなか想像ができませんでした。笑
一般のユニバーサルカヌー体験会は事前受付制で
①10:10〜10:30
②10:35〜10:55
③11:00〜11:20
④11:25〜11:45
⑤13:10〜13:30
⑥13:35〜13:55
⑦14:00〜14:20
⑧14:25〜14:45
といった20分ごとの8部制でユニバーサルカヌー体験会を地域の方々に楽しんでいただいていて
午前中には全ての部が完売するほどみんなに愛されているユニバーサルカヌーです。
一方で、トムボーイさんのカヌー体験会は、時間制限もなし!予約もなし!
好きな時に来て、
好きな艇に乗って、
好きなだけ楽しむ。
そんな自由なスタイルでした。
準備の様子も少し違いました。
一般の体験会では、メンバー全員が自分の役割を把握していて、一瞬で準備が終わります。
今回も準備自体はとても早かったのですが、どこかゆったりとした空気が流れていて
準備が終わると、今回参加していたHONKIメンバーや学生たちで少し話をしていました。

すると先生から、
「なんか楽しいことしたいよね〜」
「アンディ(HONKIメンバー)!夢のある企画考えてよ〜!」
と突然の提案。
そして、「じゃあ1人1個考えてね!」
という、いつもの無茶振りが始まりました。
私は、
この子たちが楽しめることって何だろう?どんな遊びなら喜んでくれるだろう?
と考え始めました。
でも同時に、
サザン池全体が渡せるところにひとまず座り、遊びを集中して考えることと、
池の中に入ってまずは子どもたちとコミュニケーションを取ること、
どちらを優先したらいいのだろうと迷っていました。
そんな中、10時開始だと思っていたのですが、
10時になっても誰も来ない!!!
いつもだったらなかなか考えられない光景です。笑
でも、それもトムボーイさんらしさなのだと思いました。
「好きなタイミングで来る」そして、それをみんなで待つ。
なんだか素敵だなと思いました。
そんな中、代表の鈴木さんとお話しする機会がありました。
今回のイベントは、
「お母さんに少し休んでもらい、その間にお父さんと子どもたちが一緒に楽しむ」
という思いから始まったそうです。
もともとは、ダウン症のある子どもを育てる家族同士の情報交換の場として立ち上がった親の会が母体となっています。
ダウン症のあるお子さんが生まれた時、多くの保護者の方が将来への不安を抱えます。
だからこそ、同じ立場の家族同士がつながり、支え合い、情報交換ができる場として活動が続けられてきたとのことです。
当初は母の日に合わせて、お母さんへの感謝を込めてお父さんたちが主体となり、バーベキューなどのイベントを開催していたそうです。
その後、湘南工科大学の和田先生とのつながりが生まれ、大学生も関わる現在のカヌーイベントへと発展していきました。
参加者の中には、生まれた頃から交流のある家族も多く、現在では高校生になっている子どもたちもいます。
一方で、小さな子どもを育てている保護者の方々は、学校や進路、就職など将来への不安を抱えています。
そのため、このイベントは子どもたちが楽しむ場であると同時に、さまざまな世代の家族が集まり、経験や情報を共有できる貴重な機会にもなっています。
コロナ禍や会場の事情によって開催できない時期もありましたが、
「できる時に、無理なく続けよう」という思いで活動を続けてこられたそうです。
そして今も変わらず、「みんなで楽しく過ごすこと」を第一に活動されています。
お話を聞いていて、
このカヌー体験会は単なるイベントではなく、
家族同士をつなぎ、子どもたちの成長を見守り、
そして保護者同士が支え合うための大切な居場所なのだと感じました。
3. あの子たちが私の考えを変えてくれた
のびのびとしていて最初は陸でサポートに入ったりしながら、
「午後のゲームをどうしよう……。」
「何がいいかなぁ……。」
と、一人で考えていました。
でも、ふと「いや、それじゃダメだ。」と思ったんです。
せっかくなら私もカヌーに乗って、みんなとコミュニケーションを取りながら、この子たちと接してみよう。
その中で何をするか決めればいいんじゃないか。そんな風に思いました。
実際にカヌーに乗りながら、「今日が初めてですか〜?」
と親子に話しかけたりして、たくさんの方とコミュニケーションを取ることができ
さらに印象だったのがこの可愛らしい3人トリオ!!!

生まれた時から一緒なんだとか。。。。。
この子達だからこそ、できることがあり、強い絆で結ばれているんだなぁと聞いたときに感じました。
その時、以前先生たちから聞いた話を思い出しました。
ダウン症のある子どもたちは、とても素直なんだそうです。
楽しいと思ったら思いっきり楽しむ。
嫌だと思ったら、ちゃんと嫌だと表現する。
不機嫌になったら、それも隠さない。
その話を聞いた時は「そうなんだ」と思う程度でしたが、実際に接してみると本当にその通りでした。


もちろん、少しパドルの使い方を教えたからといって、すぐに上手に漕げるわけではありません。
それでも、みんな本当に楽しそうにカヌーに乗っていました。
ラフトという大人数で楽しめる艇の空気が抜けていて私たちスタッフがまた空気を入れようとしたら
「俺がやるーーーー!!!おりゃあーーー!!!」と元気いっぱいに手伝ってくれたり、

そして印象的だったのは、自分の気持ちを素直に伝えてくれることでした。


例えば、一般のユニバーサルカヌー体験会で、親でもない、兄弟でもない見知らぬスタッフから
「次のお友達が乗りたいから、この艇を譲ってくれる?」
と言われたら正直、多くの子どもたちは本当は乗っていたくても、圧に負け、周りの空気に負け、
「うん。」と答えちゃうと思います。
でも、この日は違いました。
もちろん優しく譲ってくれる子もいました。
だけど、
「いやだ!!」
「この赤いカヌーがいい!!」
「ずっと乗っていたい!!」
と、自分の気持ちを真っすぐ伝えてくれる子もいました。
ですが、正直びっくりしちゃいました。。
一般のユニバーサルカヌー体験会ではそうやって言われたことがなかったからです。
お互いに乗りたいカヌーが一緒でどっちとも譲らない状況。。。
カヌーを変えたい子に、「お友達、まだこのカヌーに乗っていたいんだって。今乗ってるカヌーでもいい?」ときくと、
「やだ!あのカヌーがいい!」とお互いに引きません。
そんな光景を見てるわたし。。
正直どうすれば良いのかわかりませんでした。。
ですが後々そのシーンを思い出したときに
「なんだか、いいなぁ。」
と思ったんです。
こういうのがいいんだな、と。
普段の体験会では、みんなで譲り合うことが良いこととして大切にされています。
もちろんそれも素敵なことです。
でも、この日は、
「みんなが好きなように、好きなカヌーに乗って、好きな時間だけ楽しむ。」
それが一番大切なんだなと感じました。
実際に子どもたちは、10時半から12時半までの約2時間、
ずっとカヌーを楽しんでくれました。

途中で艇を変えたりしながらも、飽きることなく笑顔で漕ぎ続けてくれました。
そんな姿を見ながら、私は午後のゲームについて考えていました。


こんなに長い時間楽しんでくれているし、
みんなの笑顔や笑い声を聞いていたら、
みんなでひとつのことに挑戦できたら面白いんじゃないかと思ったんです。
ただ正直、レースとして成立するのかは全く分かりませんでした。
そもそも競争したいと思うのか。
最後まで参加してくれるのか。
漕ぐこと自体が難しい子もいるかもしれない。
でも、それでもやってみたいと思いました。
先生からも、「それはゲームとして成立するの?」と聞かれました。
でも私としては、成立しなくてもいいと思ったんです。
その子たちらしいし、
漕ぐことの楽しさを感じてほしい。
そして、自分の力で前に進む感覚を味わってほしい。
たとえ思い通りの形にならなくても、
楽しんでくれたらそれでいい。
そんな気持ちでした。
漕ぎたい子。
たくさん漕げる子。
親子で乗りたい子。
一人で乗りたい子。
みんなで乗りたい子。
ただ水の上に浮かんでいるだけで楽しい子。
本当にみんなそれぞれでした。
だからこそ、

その子たちなりの楽しみ方で参加できるリレーをやりたいと思いました。
2つのチームに分かれて、
自分の好きな漕ぎ方で。
自分のペースで。
みんななりの楽しみ方で。
みんなでひとつの競争をする。そんなレースです。
今回の体験会を通して私が感じたのは、
みんなそれぞれに個性があって、それぞれに好きなものがあって、
それを素直に表現することの素晴らしさでした。
今は周りの目を気にしたり、空気を読んだりすることが当たり前になっている世の中です。
お互いに譲らない子たちのシーン。
このトムボーイさんのことを思い出したら1番にフラッシュバックして、すごく考えるのが
私は、自分でそういう周りを気にするタイプではないと思っていましたが
人に迷惑かけてしまうことを恐れるし、
もしかけてしまった場合すごくすごく凹むし、
空気を私のせいで壊しちゃったときはさらに落ち込むし、
心の内を話すと、周りを気にしすぎてしまうときがあります。
やはり気を使うし、自分の本当の意見を言えないときは多々あります。
この世の中の圧だったり、周りの目だったり、周りがどう思うのかやはり気にしてしまうのです。
だからこそ、
自分の感情をまっすぐ表現できる子どもたちの姿は完全に違いました。
とても魅力的で純粋でピュアな感情を150%の力でぶつかってきてくれます。
素直で、まっすぐで、個性豊かな子どもたち。

そんなみんなと過ごした時間は、私にとってとても大切な時間になり、「自分は本当にありのままの姿で過ごせていたのか」と考えるようになりました。
「自分の好きなものを好きと言うこと」
「嫌なことは嫌だと言うこと」
「嬉しいときは全力で喜ぶこと」
来年もまた、この場所で。
みんなと一緒にカヌーを楽しめますように。

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