「あいか、みんなに指示して!」
「あいかが決めることだから待とう!」
お祭りでリーダーをしているときに言われた言葉。みんなが私の指示を待っている。「みんなが私を信じてくれているんだ」と、そのときになって実感した。嬉しくて心がジーンとなる感覚を覚えている。
でも、それと同時に「私が決めないとみんなが動けないんだ」と思うと、少し緊張もした。全部私次第だから。
今までは、自分が動けばなんとかなると思っていた。でも、このときは自分だけが頑張っても意味がない。みんなが動きやすいように考えて、ちゃんと動かないといけない。
リーダーってこういうことなのかな、と感じた瞬間だった。
初めての辻の盆
こんにちは!あいかです!
私は4月からお祭りリーダープロジェクトをしています。今回はその中でも特大級である「辻の盆」についてです。

私は何回かリーダーを務めて、大きなお祭りである「辻の盆」を迎えるのは人生初なのに気が付いたら射的ブースのリーダーになっていた。
普段はHONKI Universityがカヌーを開催している辻堂海浜公園で行われた「辻の盆」。HONKIメンバーと一緒にみんなでこのお祭りを、射的とヨーヨーとスライムとポップコーンと綿あめのブースを運営した。私はその中で射的ブースのリーダーを担当した。

準備の段階では、必要なものを確認したり、当日の動き、お客さんの流れを考えた。当日も、常にどこかに問題がないか全体の様子を見ながら動いていた。最初は射的のリーダーって何をするのかわからなかったし、初めてだからブースの中の役割をやりたいと思っていた。

でも実際にリーダーをやってみると、想像以上に課題はあるし、自分一人で解決できることはなかった。みんながそれぞれの場所で動いてくれるからこそ、ブースが成り立っていた。
だから、射的ブースは私一人でつくったものではない。HONKIメンバーや一緒に働いてくれたスタッフがいたからこそ、最後まで運営することができた。
その中でも覚えているのが、私が判断に迷っていたときに、スタッフの一人が
「これはあいかが決めることだから待とう」
と言ってくれた。その言葉を聞いたとき、「本当に私のことを信じて待ってくれているんだ」と思った。嬉しかったと同時に「ちゃんと決めなきゃ」とも思った。
みんなはこの日のために予定をあけて、当日も暑い中頑張ってくれている。そういうみんなの頑張りを、自分の迷いで無駄にしたくない。自分にできることはできる限りやろうと思って動いた。「みんなが頑張ってくれているから、自分も頑張らなきゃ」という気持ちに変わっていった。
(正直言えば初めてのお祭りだし屋台を見たかったしおいしいものを食べたかった。笑でもそれよりもやるべきことがあったから頑張れた)
楽しむ裏側で
そして、実際にお祭りを運営する側になったことで、お祭りの見え方も少し変わった。
今までは、当日に友達や家族と行って、屋台で食べ物を買ったり、ゲームをしたりして楽しむものだと思っていた。
でも自分が運営する側になってみると、準備をしている人、スタッフをまとめている人、地域の人、一緒に当日をつくっている人など、本当にたくさんの人がいた。


私たちの射的ブースも、私一人では絶対にできなかった。誰かが受付をして、誰かがインストラクターをして、誰かが弾を拾って、誰かが景品を渡して、誰かがお客さんを整列してくれる。そうやってみんながそれぞれの場所で動いてくれたから、お客さんに楽しんでもらうことができた。
今まで私は、お祭りの「完成したところ」しか見ていなかった。でも、実際にやってみたことで、裏で動いている人の存在を体感して知ることができた。こういう人たちがいるからお祭りが続いているんだと思った。
リーダーって?
辻の盆をリーダーとしてやってみて、私は「人から信頼されるリーダーになるには何が必要なんだろう」と考えるようになった。
みんなが私の判断を待ってくれたことで、信頼してもらえている嬉しさを感じた。自信にもなった。でも「本当に期待に応えられているのかな」と不安になった。自分が決めて指示を出すことはできても、それだけでいいのかなと思うし、自分もみんなと同じことをしたくて誘惑に引っ張られそうになる。
本当にみんなが動きやすい環境をつくるにはどうしたらいいのか。一人ひとりの気持ちを考えながらまとめるにはどうしたらいいのか。まだわからないこともできないこともたくさんある。
忙しくて余裕がないときや、自分とは違う意見が出てきたときに自分の意見を言う自信がない。今回できたことが、次の活動でもできるとは限らない。だからこそ、これからいろいろな人と関わりながら、私っぽいリーダーのあり方を見つけていきたい。
もう一度
この経験を、辻の盆が終わったから終わりにはしたくない。これからもHONKIの活動で、HONKIメンバーと、一緒にやっていきたい。
そしてまた辻の盆でリーダーをする機会があったら、今年より良かったと思われたいし、今を超える期待にこたえたい。
みんなが私を信じて待ってくれたことが嬉しかったからこそ、今度は私も誰かを信じて、任せることを大切にしたい。
辻の盆は、私にとって大きなお祭りを終えたという経験ではなかった。
「自分はこれから、人とどう関わっていきたいんだろう」と再び考えるきっかけになった。


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