就活と自分と見つめ合った半年間

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就活について

大学3年前期は、就職活動について本格的に考え始めた時期でした。

まず、以前から興味を持っていたCAスクールに通い始めました。スクールで面接練習をしたり、客室乗務員になるために必要なことを学んだりしながら、少しずつ就活への準備を始めました。

最初に取り組んだのは、各航空会社について知ることでした。航空会社によって求められる人物像や採用方法、ベースとなる国なども違うため、自分がどのような会社で働きたいのかを考えながら情報を集めました。

私はもともと外資系の航空会社に興味があったため、2026年1月には香港で開催されたEmiratesのOpen Dayにも参加しました。実際に海外で行われる採用イベントに参加したことで、CAを目指すことがより現実的に感じられるようになりました。

それと同時に、Emiratesと他の候補者のレベルの高さに圧倒されました。。。

その後は、Emiratesだけではなく、Cathay PacificやHK Expressなど、アジア圏の航空会社にも応募しました。

また、航空業界だけに絞るのではなく、外資系ホテル業界についても調べ、実際にいくつかの企業に応募しました。就職活動を進める中で、「航空業界に行きたい」という気持ちだけでなく、自分がどのような環境で働きたいのかを考えるようになりました。

そして6月には、Emiratesからグラウンドスタッフのポジションについてオファーをいただきました。 客室乗務員とは違うポジションでしたが、Emiratesで働くということに興味があったため、応募することにしました。

そこから面接やテストを受け、選考を進めていき、最終選考まで進むことができました。現在は仮内定をいただいている状態で最終連絡を待っています。

さらに、その後Emiratesで客室乗務員の募集が始まることを知り、こちらにも応募しました。

実は以前、一度EmiratesのCA選考で書類選考に落ちた経験があります。そのため、今回も正直、「またダメかもしれない。。。」と思っていました。

しかし、今回は書類選考を通過し、面接に参加できることが決まりました。

履歴書の書き方や今までの経験の違いが大きく関わることを知りました。

一度は届かなかったと思っていた場所に、もう一度挑戦する機会をもらえたことは、就職活動をしてきた中でも特に印象に残っている出来事でした。

精神面の辛さ

就職活動を始めてから、想像していた以上に精神的につらいと感じることが増えました。

もちろん、就活が大変だということは始める前から分かっていました。選考に落ちることもあるし、すべてが自分の思い通りに進むわけではないことも分かっていました。

それでも、実際に自分がその状況になると、思っていた以上に気持ちが落ち込むことがありました。

特に辛かったのは、書類選考すら通らないことが続いたことです。

応募する前は、「ここで働きたい」「この会社に挑戦したい」と思って時間をかけて応募書類を準備します。それなのに、面接に進むことすらできずに不合格のメールが届くと、

「自分の何がダメなんだろう」

「やっぱり自分には才能がないのかな」

と考えてしまうようになりました。

最初は「今回は仕方ない」と思えていても、それが何度も続くと、少しずつ自信がなくなっていきました。

さらに、周りの同い年の友達の就活状況も、自分にとって大きな焦りにつながっていました。

大学の友達と話していると、「大手企業の選考が進んでいる」「内定をもらった」という話を聞くことも増えてきました。

もちろん、友達が頑張っていることは嬉しいし、内定をもらったことも素直にすごいと思います。

でも、そういう話を聞くたびに、

「自分はまだ何も決まっていない」という現実を意識するようになりました。

「同い年なのに、どうして自分はこんなに遅れているんだろう。」

そんなふうに、周りと自分を比べてしまうことが増えていきました。

自分なりに努力していなかったわけではありません。

TOEICの勉強をしたり、オンライン授業を受けたり、CAスクールに通ったり、航空会社について調べたり、応募書類を作ったり。

自分の中では、それなりに時間を使って努力しているつもりでした。

それなのに、なかなか結果につながらない。

そうすると、

「まだ努力が足りないんだ」と思うようになりました。

もっと英語を勉強しなければいけない。

もっとTOEICの点数を上げなければいけない。

もっと企業研究をしなければいけない。

もっと面接練習をしなければいけない。

そうやって「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込むようになっていました。

そして、私の場合、就活に対するプレッシャーは自分自身からだけではありませんでした。

母親の存在も、自分の中では大きかったです。

母は幼い頃から私に「CAになってほしい」と言っていました。

母自身も航空会社で働いていたこともあり、私は小さい頃から客室乗務員という仕事を身近に感じていました。

そして、私自身もいつの間にか「自分もCAになりたい」と思うようになっていました。

だから、CAを目指すこと自体に違和感があったわけではありません。むしろ、ずっと憧れてきた仕事でした。

ただ、就活がうまくいかなくなってくると、別の気持ちも出てくるようになりました。

私は留学にも行かせてもらい、大学の授業料やCAスクールの費用など、たくさんのお金をかけてもらっています。

家族からたくさん応援してもらっているからこそ、

「ここまでしてもらったのに、CAになれなかったらどうしよう」という気持ちが大きくなっていきました。

もちろん、母が私に何かを強制しているわけではありません。

私のことを応援してくれているからこそ、「CAになった姿を早く見たい」と言ってくれていたのだと思います。

でも、その言葉を聞くたびに、

「早く結果を出さなきゃ」

「期待に応えなきゃ」

「絶対にCAにならなきゃ」

という気持ちが強くなっていました。

最初は自分の夢だと思っていた「CAになる」という目標が、いつの間にか「絶対に叶えなければいけないもの」になっていたような気がします。

そして、就活がうまくいかない時期に、私は初めて立ち止まって考えました。

「私は、本当にCAになりたいのかな?」

今までずっとCAになることを目標にしてきたけれど、それは本当に自分自身が心から望んでいることなのか。

母が望んでいるから?

ここまでお金をかけてもらったから?

留学までさせてもらったから?

周りから「CAを目指している人」と思われているから?

それとも、本当に自分がCAになりたいと思っているから?

自分でも分からなくなっていました。

「CAになりたい」という気持ちと、「CAにならなければいけない」という気持ちが、自分の中で混ざってしまっていたのだと思います。

就活がうまくいかなかったことはもちろん辛かったですが、同時に、今まで深く考えずに進んできた自分の将来について、初めて真剣に考えるきっかけにもなりました。

「自分は何になりたいのか」だけではなく、「自分はどんな人生を送りたいのか」

就活を通して、私は初めてそこまで考えるようになりました。

まだこの時点では、答えは出ていませんでした。

でも、少なくとも「CAになる」という目標をただ追い続けるのではなく、自分自身の気持ちと向き合ってみようと思うようになりました。

本当にやりたいことなのか

就職活動を続ける中で、私は一度立ち止まって、自分が本当にやりたいことについて考えるようになりました。

それまでの私は、正直なところ、「CAになる」ということしか見えていませんでした。

航空会社について調べたり、CAになるための準備をしたりすることには一生懸命でしたが、航空業界以外の企業についてはほとんど知りませんでした。

「大学を卒業したらCAになる。」

それが当たり前のようになっていて、CA以外の選択肢について考えること自体が少なかったのだと思います。

そこで、自分の視野を広げるために、いろいろな企業が集まる合同説明会などにも参加してみました。

今まであまり知らなかった業界や企業の話を聞いてみると、「こんな仕事もあるんだ」「こんな働き方もあるんだ」と新しく知ることがたくさんありました。

そこで初めて、自分が知らないだけで、世の中には本当にたくさんの仕事があるんだと実感しました。

そして、CAを目指してきた理由についても考えるようになりました。

私がCAを目指してきた背景には、母の影響がとても大きかったと思います。

母は幼い頃から私に「CAになってほしい」と言っていました。

CAという仕事を身近に感じながら育ってきたこともあり、私自身も自然とCAに憧れるようになりました。

でも、就活を始めてから振り返ってみると、母の影響は自分が思っていた以上に大きかったのかもしれないと思うようになりました。

例えば、CAに関するテストや選考の予約を、私が自分で決める前に母が予約していたこともありました。

また、周りの人に「娘はCAを目指している」と話していることもありました。

母にとっては応援してくれているだけだったと思います。

でも、そういうことが積み重なっていくうちに、私はいつの間にか、「期待に応えないといけない」

という気持ちを強く持つようになっていました。

「CAになりたい」という自分の気持ちだけではなく、「CAになることを期待されている」という気持ちも、いつの間にか自分の中に大きくなっていたのだと思います。

だからこそ、一度CAから離れて考えてみることは、自分にとって必要なことでした。

いろいろな企業を知る中で、私は人生の中でCAになるタイミングは、新卒だけじゃなくてもいいということにも気づきました。

例えば、新卒でグランドスタッフとして航空業界に入って経験を積んでもいい。

ホテル業界で接客やホスピタリティの経験を積んでからCAを目指してもいい。

一度別の業界に進んで、そこで経験を積んでから航空業界に戻ってくるという道だってある。

「大学を卒業したら、すぐにCAにならなければいけない。」

そう思っていた自分にとって、これは大きな発見でした。

人生の進み方は一つではなくて、遠回りに見える道も、あとから振り返れば自分にとって必要な経験になるかもしれない。

そう考えると、少しだけ気持ちが楽になりました。

ただ、いろいろな道があると知ったからといって、CAへの憧れがなくなったわけではありませんでした。

むしろ、改めて自分の気持ちを考えてみると、やっぱり私はCAという仕事に強く惹かれていることにも気づきました。

普段YouTubeやInstagramを見るときも、気づけばCAの動画や航空会社に関する投稿を見ています。航空会社の制服や機内の仕事、海外で働くCAの生活を見ると、今でも「いいな」「自分もこうなりたい」と思います。

そして、実際に航空会社の面接を受けると、その気持ちはさらに強くなりました。

面接会場に行くと緊張する一方で、どこかワクワクする自分がいました。

「ここで働けたらいいな」
「やっぱりCAになりたいな」

そんな気持ちが自然と出てきました。

そこで私は、少しずつですが、「CAになりたい」という気持ちは、母からの期待だけではないのかもしれないと思えるようになりました。

もちろん、母の影響が大きかったことは間違いありません。

でも、いろいろな選択肢を知った上で、それでも航空業界やCAという仕事に惹かれるのであれば、それは自分自身の気持ちでもあるのだと思います。

今回の就活を通して、私は「夢を一つに決めて、それに向かって一直線に進むこと」だけが正解ではないと学びました。

迷ったり、立ち止まったり、違う道を見てみたりしてもいい。

そして、どんな状況であっても、一度立ち止まって、自分自身を見つめ直すことが大切だと思うようになりました。

周りから期待されているから、今までそうしてきたから、ここまでお金や時間をかけてもらったから。

そういう理由だけで自分の人生を決めるのではなく、最後は自分自身がどうしたいのかを考える。

いろいろな選択肢を知った今だからこそ、私は改めて自分の「CAになりたい」という気持ちと向き合うことができました。

助けられた瞬間

就職活動をしている中で、私にはもう一つ、ずっと悩んでいたことがありました。

それは、「自分のやりたいこと」と「今大切にしているもの」のどちらを選ぶのかということです。

私は海外で働くことに憧れがあります。これまで留学を経験したこともあり、将来は日本だけではなく、海外で働いてみたいという気持ちがありました。

でも同時に、今の彼氏と一緒にいたいという気持ちもありました。

海外で働くとなれば、遠距離になったり、場合によっては今までの生活を大きく変えたりすることになります。

どちらも諦めたくない。

海外で働くこともしたいし、大切な人とも一緒にいたい。

でも、現実的に考えると、すべてを同じように手に入れることは難しいのかもしれない。そんなことを考えているうちに、自分一人では答えを出せなくなってしまいました。

そこで、梅原先生に相談しました。

「将来なりたいものがあって、それを叶えるためには、今の自分の状況を捨てなければいけないとしたら、先生ならどうしますか?」

「今の彼氏と一緒にいたい気持ちと、海外で働きたい気持ち、どっちも取りたいけど難しいです。先生ならどうしますか?」

と聞きました。

先生の答えは、とてもシンプルでした。

「自分のキャリアを選ぶ。」

そして、

「自分の人生なんだから、自分のやりたいことをやるべき。」と言ってくれました。

その言葉を聞いたとき、頭では「確かにそうだ」と思いました。

自分の人生なのだから、自分の夢ややりたいことを優先していい。言葉だけを聞けば、当たり前のことなのかもしれません。

でも、私はその言葉を聞いて、すぐに納得することができませんでした。

大好きな人と一緒にいたいという気持ちも、本物だったからです。

「自分の夢を選んだら、大切な人を失うかもしれない。」

そう考えると、どうしても割り切ることができませんでした。

その場でも、感情が溢れてしまって、私はめちゃくちゃ泣いてしまいました。

それから約半年間、私はそのことについて何度も何度も考えました。

就職活動を続けながら、

「私は彼氏がいないと幸せになれないのかな?」

「一人で海外に行って働いている自分は、どんな姿なんだろう?」

「海外で一人で頑張っている自分を想像したら、どう思うんだろう?」そんなことを何度も考えました。

そして、あるときふと思いました。

一人で海外に行って、自分の力で働いて、知らない環境の中で頑張っている自分。その姿を想像したとき、

「なんか、そんな自分ってかっこいいな。」と思ったんです。

もちろん、彼氏と一緒にいたい気持ちがなくなったわけではありません。

何度考えても、大切な人と一緒にいたいという気持ちはありました。

それでも、「誰かと一緒にいることで幸せになる自分」だけではなく一人でも自分の人生を切り開いていける自分になりたいと思うようになりました。

この答えにたどり着くまで、私は何度も泣きました。

何度も迷って、何度も考え直して、それでもまた悩んで。

就活のことだけでも大変なのに、自分の人生や将来についても考えなければならなくて、正直かなり苦しい時期でした。

そんな私を、梅原先生は何度も支えてくれました。

ゼミの面談のときに話を聞いてくれたり、就活について相談に乗ってくれたり。

イベントの後にみんなでカラオケに行ったときでさえ、私は先生に就活のことや将来のことを相談していました。

普通なら、イベントが終わったら楽しく過ごして終わりなのかもしれません。

でも先生は、私が話したいことを何度も聞いてくれました。答えを押しつけるのではなく、私自身がどうしたいのかを考えられるように、いろいろな言葉をかけてくれました。

ここまで長い期間、自分の将来について一緒に考えてくれる人がいることが、私は本当にありがたかったです。

そして、誰かからかけてもらった言葉を、こんなに長い間、何度も何度も考え続けたのは初めてでした。

「自分の人生なんだから、自分のやりたいことをやるべき。」

先生からもらったこの言葉は、今でも私の中に残っています。

就職活動では、選考結果や企業からの評価ばかりを気にしてしまいます。

でも、先生との会話を通して、就活は単に「どこの会社に受かるか」を決めるものではなく、「自分はどんな人生を生きたいのか」を考える時間でもあるのだと気づきました。

そして、悩んでいるときに支えてくれる人がいることが、どれだけ心強いことなのかも実感しました。

この半年間、私はたくさん悩んで、たくさん泣きました。でも、その時間があったからこそ、少しずつ自分の人生について、自分自身の言葉で考えられるようになった気がします。

最後に

この半年間、就活を通してたくさん悩んで、何度も自分の将来について考えました。

そして今は、改めて自分の「CAになりたい」という気持ちを大切にして、できることを一つずつ頑張っていきたいと思っています。

この夏は、CAスクールの授業を週4回以上受けること、そしてTOEIC900点を目指して勉強することを目標にしています。

また、これからEmiratesの客室乗務員の面接も控えています。

後悔しないように面接練習もしっかり行い、毎日カフェに行ってでも、できる限りの準備をして挑みたいです。

結果がどうなるかは分かりません。

それでも、周りと比べて焦るのではなく、自分の人生を自分で選んでいくことを大切にしながら、これからも一歩ずつ進んでいきたいと思います。

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