誰かに導いてほしかった僕が、今は誰かを導く側に。

― GKで活動するMavsに聞いた、これまでの人生と「人のために生きる」ということ ―

みなさん、こんにちは!
順天堂大学国際教養学部2年のほのかです!!

今回のブログは、いつものブログとは少し違います。

写真よりも、文章を中心に。

私が今回のセブで出会った、ひとりの「かっこいい大人」のお話を、できるだけそのまま残したいと思います。

今回インタビューをさせていただいたのは、

Gawad Kalinga(GK)でフルタイムワーカーとして活動しているMavz(マブス)さん。

GKで私たちの活動をサポートしてくださっただけではなく、4日間のスケジュールを一緒に過ごしながら、

たくさんのお話を聞かせてくださいました。

今回は、そのMavzさんに、

「これまでどんな人生を歩んできたのか」

「どうしてGKで活動するようになったのか」

「今、何を大切にしているのか」

について、インタビューをさせていただきました。


目次

そもそも、なぜ私は「かっこいい大人」を探しているのか。

私は、日本にいても、

「この人の生き方、かっこいいな。」

と思える大人に出会うことは、意外と少ないと感じています。

みなさんには、かっこいい大人が身近にいますか?

いたら、すごくラッキーだと思います。

だから私は、自分の活動の中で、

**「かっこいい大人に出会う旅」**をしています。

……とはいっても、「探している」というより、

そういう人たちに、自分を見つけてもらう。

そんな表現の方が近いのかもしれません。

実際に私は、日本でもいろいろな方のお話を聞かせてもらったり、Podcastの**「いきぺでぃあ」**を通して、

さまざまな生き方をしている大人の方にインタビューをしています。

だから今回のセブでも、

「せっかく海外に来たなら、ここでも“この人の生き方、かっこいいな”と思える人に出会いたい。」

そんな気持ちがありました。

そして、実際に出会えたのがMavzさんでした。

それでは、ここからはMavzさんの人生について、インタビューで聞いたお話を紹介していきたいと思います。


01|“My life is a little bit in the darkness.”

まず、Mavzさん自身について聞きました。

幼少期の話をしているとき、Mavzさんは自分の人生について、

“My life is a little bit in the darkness.”

という言葉を口にしました。

「僕の人生は、少し暗闇の中にあった。」

その言葉の背景には、幼い頃の家庭環境がありました。

Mavzさんが子どもの頃、両親はほぼ毎日のように喧嘩をしていたそうです。

特に、“My mama and my papa.”

と、お母さんとお父さんについて話していました。

まだ幼かったMavzさんには、「どうして2人はこんなことをしているんだろう?」

その理由を理解することができませんでした。

ただ、目の前で繰り返される両親の喧嘩を見ながら、子ども時代を過ごしていったそうです。


02|家族の外に、居場所を求めるようになった

その家庭環境の中で、Mavzさんは次第に、

「自分は家族から十分に愛されていないのではないか」

と感じるようになっていきました。

そして、家族の中で感じていた寂しさや孤独を埋めるように、家族以外の人とのつながりを求めるようになります。

友達と一緒に過ごす時間が増えていきました。

日本でいうギャングに入っていたそうです。

Mavzさんの笑い方は、すごく本当に素敵な笑い方をしています。

よく先生とも話しますが、

人の笑い方は、すごく**「その人」**が出ます。

正直、こうやって人のことを想える、優しいMavzさんが昔ギャングに入っていたなんて、今の姿からはなかなか想像できません。

でも、彼にはそういう過去もあるとのことでした。


03|“I decided I can’t go to school anymore.”

Mavzさんは学校生活でも、さまざまな問題を抱えるようになりました。

そして、あるとき、

“I decided I can’t go to school anymore.”

という決断をします。

「もう学校には行けない。」

そうして学校を離れた後は、同じように学校へ行っていない友達と過ごすことが多くなりました。

Mavzさん自身、その頃の生活を、

“Party, party and party…”

と表現しています。

遊んで。

パーティーをして。

友達と過ごして。

そんな毎日。

しかし、それは決して、Mavzさんにとって良い方向へ進んでいく生活ではありませんでした。

その中で、さまざまな問題にも直面することになります。

そして、その頃の自分たちには、

“No one to guide us.”

「自分たちを導いてくれる人が誰もいなかった。」

そんな感覚があったそうです。


04|“What can I do?”

そんな時間を過ごす中で、GKのマネージメントチームに急に入ったそうです。

そこでMavzさんは少しずつ、

“What can I do?”

「自分には何ができるんだろう?」

と考えるようになっていきました。

こんな自分に、こういうチャンスを与えてくれる。

そんな気持ちになったそうです。

それまで、「自分はどうしたいのか。」「何をすればいいのか。」が分からなかった。

でも、少しずつ、

serviceそして、activitiesに関わるようになっていきます。

誰かのために何かをする。

人と関わる。

コミュニティに行く。

誰かを助ける。

自分自身のためだけに時間を使うのではなく、

誰かのために自分の時間を使う。

そうした経験が、少しずつMavzさんの人生を変えていきました。


05|“GKは、神様から与えられたOpportunity。”

そして、Mavzさんの人生の大きな転機となったのが、

Gawad Kalinga(GK)との出会いでした。

GKについて聞いたとき、Mavzさんは、

“I think GK is an opportunity given by God to me.”

という言葉を話してくれました。

「僕にとってGKは、神様から与えられた機会だと思っています。」

MavzさんにとってGKは、単なる仕事ではありません。

単なるボランティア活動の場所でもありません。

自分の人生を変えるきっかけを与えてくれた場所。

そして、Godから与えられたOpportunity。

それがMavzさんにとってのGKでした。


06|“We want to help people.”

GKで活動する中で、Mavzさんの中には、ある思いが強くなっていきました。

それが、

“We want to help people.”

「人を助けたい。」

という思いです。

以前のMavzさんは、

「誰かに導いてほしい。」

そんな気持ちを抱えていたそうです。

でも、GKで人と関わり、活動を続ける中で、少しずつ立場が変わっていきます。

今度は、自分が誰かを助ける。

自分が誰かのために時間を使う。

自分が誰かを導く。

そんな側になっていったのです。


07|“誰が僕たちを導いてくれるんだろう”から、“僕が導く”へ。

ここが、今回Mavzさんの話を聞いていて、とても大きな変化だと感じた部分でした。

かつてのMavzさんは、

「誰が自分たちを導いてくれるんだろう。」

と感じていた。

でも今は、自分自身が人を導く側にいる。

GKで活動する中で、Mavzさんはリーダーとしての役割も担っています。

かつて、

“No one to guide us.”

「自分たちを導いてくれる人がいなかった。」

と話していた人が、

今度は自分自身が誰かを導く立場になっている。

自分が過去に欲しかったものを、

今度は誰かに渡していく。

そんな人生の変化が、Mavzさんの話の中にはありました。


08|GKは“Family”

そして、MavzさんがGKについて話す中で、何度も大切にしていた言葉があります。

それが、

GK mean….

life

hope

opportunity

and

“Family.”

家族。

Mavzさんにとって、GKで出会った人たちは、家族のような存在になっていました。

一緒に活動する。

一緒にコミュニティへ行く。

話をする。

一緒に歩く。

一緒に時間を過ごす。

特別なことだけではありません。

そうした何気ない時間そのものを、Mavzさんは大切にしていました。

幼い頃、「家族」という場所で孤独を感じていたMavzさん。

そんな彼が今、

GKの仲間たちを「Family」と呼んでいる。

それは、Mavzさんの人生を知った上で聞くと、とても大きな意味を持つ言葉なのだと思います。


09|「人を助ける」ということ

Mavzさんの話を聞いていると、

「人を助ける」

ということを、決して特別なこととして捉えていないことも伝わってきました。

そしてGKで過ごしていく中で、2つの質問が彼を変えたといいます。

“If not us, then WHO?”

“If not now, then WHEN?”

誰かに時間を使う。

誰かの話を聞く。

誰かと一緒に過ごす。

コミュニケーションを取る。

一緒に活動する。

そして、

誰かのために自分の時間を使う。

それもまた、

Serviceなのだと思います。

何か大きなことをしなくてもいい。

誰かと一緒に過ごす。

誰かに時間を与える。

誰かのために動く。

その積み重ねが、人を助けることにつながっていく。

Mavzさんの話から、そんな価値観が伝わってきました。


10|暗闇の中にいたからこそ

Mavzさんは、自分の人生を、

“My life is a little bit in the darkness.”

と表現しました。

幼い頃の家庭環境。

家族の中で感じた孤独。

学校を離れたこと。

良くない環境の中で過ごした時間。

自分を導いてくれる人がいなかったこと。

決して、簡単な人生ではなかったのだと思います。

でも、

その経験があったからこそ、

今のMavzさんがいる。

かつて自分が欲しかった、

「誰かに導いてもらうこと。」

「安心できる居場所。」

「愛されていると感じること。」

そして、

「誰かに助けてもらうこと。」

それを今度は、

自分が誰かに渡そうとしている。

だからMavzさんにとってGKは、

「自分を変えてくれた場所」

であると同時に、

「自分が誰かの人生に関わっていく場所」

なのかもしれません。


11|Mavzさんの人生を聞いて

今回のインタビューでは、Mavzさんのこれまでの人生について、たくさんのお話を聞かせていただきました。

幼少期。

家族。

学校。

友達。

人生の迷い。

Serviceとの出会い。

そしてGK。

その一つひとつがつながって、

今のMavzさんがいる。

そして今、MavzさんはGKで人と関わりながら、コミュニティのために活動しています。

かつては、

「誰かに導いてほしかった。」

そんな人が、今では、**「誰かを導く側」**になっている。

その変化が、このインタビューの中で一番大きく感じられた部分でした。

そして最後に、とある質問をしました。

「あなたの人生のモットーは何ですか?」

私がしているポッドキャストで、いつもゲストの方にする質問です。

この質問は、

その方がどう思っているのか?何を思っているのか?

どういう風に自分の人生を考えているのか?

が分かります。

そして、大体の方が自分の人生のモットーを教えてくださいます。

でも、Mavzさんは違いました。

少し考えたあと、

“I don’t have.”

と答えました。

私はその答えを聞いた瞬間、

「これよ。これ。」

って思うと同時に、

食い気味に、

「なんで!?なんでモットーないの?」

と聞きました。

そしたらMavzさんは、

“If I have a motto,

I feel like my motto will become a gauge for my life.

That’s why I prefer not to have one.

If I want to help, I help.

I’m free to choose.

If you want to do something, just do it.

If you want to choose, just choose.

Live your life.

The world is so big.”

「もしモットーを持ったら、
そのモットーが自分の人生のゲージになってしまう気がする。

だから、私はあえてモットーを持たない。

助けたいと思ったら、助ける。
私は自由だから。

やりたいと思ったら、やればいい。
選びたいと思ったら、選べばいい。
自分の人生を生きればいい。

だって、世界はこんなにも広いんだから。」

そう言ったんです。

ここが私が一番、

Mavzさんの考え方、かっこいい……

となった瞬間です。


そして、ここからは私の話。

ここまでがMavzさんのお話です。

今回、私はMavzさんにインタビューをさせてもらいましたが、

実は、このお話を聞いている中で、

私自身もたくさん感じたことがありました。

「かっこいい大人って、どういう人なんだろう。」

「人のために生きるって、どういうことなんだろう。」

「自分だったら、過去の経験を誰かのために使えるだろうか。」

そして何より、

「私がセブに来て、Mavzさんに出会えたこと自体が、今回の旅の大きな意味の一つだったな。」

と感じています。

……ただ、ここから先は、私自身の言葉で書きたいので、

今回はここまで。

私がMavzさんのお話を聞いて、何を感じたのか。

なぜ私がMavzさんを「かっこいい大人」だと思ったのか。

そして、

このインタビューを通して、自分自身について何を考えたのか。

それは、また別のところで書きたいと思います。


🎙️ そして、このお話は「いきぺでぃあ」でも。

今回のセブでの活動や、Mavzさんとの出会いについては、

私が活動しているPodcast、

「いきぺでぃあ Podcast|生き方の百科事典」

でも、これからお話しする予定です。

今回のブログでは書ききれなかったことや、実際にセブで感じたことなども、Podcastではお話しできたらと思っています。

ぜひ、そちらも楽しみにしていてください!


Mavzさん、貴重なお話を聞かせてくださり、本当にありがとうございました。

そして、私たちの4日間を支えてくださり、本当にありがとうございました。

またいつか、セブで会えたら嬉しいです。

“Thank you, Mavz. See you again!”

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